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「専門バカでないものは唯のバカである」
東大紛争の真っ最中、教授陣が学生達に専門バカと罵倒された。それに対し「紛争に関する理学部の意見をまとめるからめいめい意見を書け、という回覧板が回って来たので、私は専門バカでないものは唯のバカであると書いて出した。」と小平は語る。他、「南米に棲む動物にナマケモノというのがいる。この動物こそ私の理想である。」「どんな専門書でもノートに克明に書き写せば早く理解できる様になる」「原則を忘れた初等・中等教育ー何のため、そして誰のために急ぐのかー」など、小平のユーモアな一面や自身の経験にもとづくや日本数学教育への考え方も話題をよんだ。
この「数学は変な学問です」というコメントと、達観して目を閉じている少年も小平が描いたものです。 自らそう思ったのか、周囲に伝えるためのものだったのかわかりません．自分のやってきていることを根本的に疑問に感じることは誰にもあると思います。自分が人生を賭して取り組んでいることに対して疑問を投げかけることは、その人本来の強さを表している気がします。
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